
皇帝塩本舗代表 橋本忠昌氏『すべて無添加にこだわった本当に安全で安心できる「無添加良品」をお届けしたい』

(株)皇帝塩本舗代表 橋本忠昌(はしもと・ただまさ)氏
1961年熊本県宇土郡三角町生まれ。地元の高校を卒業後、東京農業大学に入学。
小学5年の時にテレビで見た協力隊番組に感化され、その思いを持ち続け、昭和60年度、念願の協力隊に。帰国後、母校の大学院に進学し、卒業後(株)エーザイに入社しミネラルの研究に従事する。その後、平成6年に独立(株)皇帝塩本舗を設立。
減塩不要の塩、「皇帝塩」との出会いは?
某製薬会社の研究員時代、薬の原料として塩を研究していた時に皇帝塩との出会いがありました。
人体にミネラルバランスが近く、汚染していない条件で国産の物を数十種類、分析したのですがミネラルバランスが悪かったり、PCBやダイオキシンなどで汚染されていたりと、条件に合う塩がなかなか見つかりませんでした。しかたがないので海外から数百種類の塩を集めて分析したところ、「皇帝塩」だけがその条件に当てはまるものだったのです。
ところが、研究段階ではすばらしい成績が得られたものの、製造段階になってコストが高すぎるのと量がたくさん確保できないということで結局、不採用になってしまいました。
それからしばらくして、10年前と比べて自社の薬の効き目が30%以上低下しているということが分かり、その原因を調べてみると、患者側の食生活の変化からくる体質の変化によるものだということが分かりました。
とくに添加物に含まれる有害ミネラル(水銀・鉛・アルミニウムなど)が人体の内臓と脂肪に蓄積しているのが原因のようでした。
さらに調べてみると添加物が使われるようになったキッカケが「減塩」だということも分かり、薬では健康になれないということに気づいた私は、減塩不要の皇帝塩を普及するために脱サラしたのです。
最近は理解者も増え、塩に対するマイナスイメージも和らぎつつありますが15年前は偏見との戦いでずいぶん苦労しました。
「味噌」と「醤油」を扱うようになったのはどうしてですか?
日本人の食生活にもっとも不可欠な調味料である「味噌・醤油」の原料が脱脂大豆であったり、化学調味料を添加した物や防腐剤、漂白剤などの添加物まみれの物がスーパーなどで売られているのを見て、せめて当社のお客様には本物の「味噌・醤油」をご提供したいと思い、無農薬・有機栽培の大豆・麦・米を契約栽培して、「味噌・醤油」を作ることにしました。
醤油は一度絞った醤油を樽に戻して熟成させ再度絞るといった、うま味を最大限に絞り出す2年熟成の再仕込み醤油をご提供しています。
米や野菜が無農薬の安心なものでも調味料が添加物まみれでは意味がありません。残留農薬よりも調味料の添加物の方が危険度は高いのです。
最近、立ち上げた「無添加良品ブランド」とは?

これまで、塩を普及しながら添加物の害を訴えてきましたが、お客様から無添加の食品はどこで買えるの?という質問が多くなってきたので、納得のいくものを紹介するには自分で作るしかない!と覚悟を決め、「無添加良品」というブランドを立ち上げました。
ここでは、塩・味噌・醤油の基本調味料だけではなく、主食の米・雑穀・パン・クッキーと、日常で一般的に食するものを無添加で手作りしてご紹介しており、月に1〜2品のペースで新商品をご紹介しています。
「無添加良品」という看板を掲げたのは「無添加」というこだわりを貫くために自らにプレッシャーをかけるためです。
今、一番伝えたいことはなんですか?
現在、健康食品ブームでコエンザイムやコンドロイチン、ローヤルゼリーなどなど、体に良いとされる成分が大人気です。
しかし、今の状態で栄養成分だけ補給して良いのでしょうか?本当に栄養が足りないのでしょうか?
栄養を補給する前に、自らが溜めている毒を出す方が先ではありませんか?
空気中、食品、飲み物など、ありとあらゆるところから汚染物質は入り込みます。正直言って、シャットアウトすることは不可能ですので体内に溜めない工夫をするしかありません。
一度、毒を出し切ってから栄養成分を補給されてはいかがでしょうか?
当社ではデトックスダイエットをお勧めしております。
※デトックスダイエットに興味のある方は、いやしの村までお問い合わせください。
2010年08月20日